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Oita AI Creation Dayは9月25日・セミナー無料でも満員。Garraway0に行く前に書く業務課題の1枚

タグ: AI活用 / DX / 大分 / 中小企業 / 新規事業 / 壁打ち / 経営相談

「AIのイベントは満席だった。行けなかったから、うちはまた来年かな」——そう言って、社内の課題リストは白紙のまま、という中小企業は少なくありません。おおいたAIテクノロジーセンターは、2026年9月25日(金)10時から18時30分まで、大分駅前のGarraway0で「Oita AI Creation Day 2026」を開催します。セミナーは無料、交流会は1,000円(学生は無料)ですが、公式発表ではすでに定員に達し申込は終了しています。この記事では、満員という事実の読み方と、参加できてもできなくても社内に残す準備を整理します。

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Oita AI Creation Day 2026が示す、大分のAIの「場」

主催はおおいたAIテクノロジーセンター(事務局は公益財団法人ハイパーネットワーク社会研究所)。AIセンター設立から7年目にあたり、昨年度の「AI未来会議」の流れを引き継ぐ共創イベントです。目的は、AIを使った新しい価値やビジネスを大分から生み出すこと。異業種・多世代がつながり、実行につながるきっかけをつくる、と説明されています。

会場はGarraway0(大分・祝祭の広場前)。プログラム(予定)は次のとおりです。

項目:10:00〜10:10
内容:オープニング

項目:10:10〜11:00
内容:講演「AI最新動向と地方での将来的なAI活用」(ソフトバンク株式会社・藤原竜也氏)

項目:11:00〜17:00
内容:アイデアソン(共創)。ソフトバンク株式会社・片岡渉氏がファシリテーション。ランチ休憩あり

項目:17:00〜17:30
内容:AIセンターの今後のビジョンとクロージング

項目:17:30〜18:30
内容:交流会(Networking Session)

講演とアイデアソンの両方に、ソフトバンクのAI/DX人材育成プラットフォーム「Axross」側の責任者・企画担当が登壇します。地方の一日イベントに、大企業の実務者が丸一日付き合う設計です。ここから読み取れるのは、「最新ツールのデモを見る会」ではなく、「地方の課題を材料に、人と機会をつなぐ会」だという点です。

DAIBや県の補助金の話は別記事でも触れていますが、今日の焦点はもう少し手前——大分にすでに「人が集まる場」があり、その場が満員になるほど需要がある、という現実です。

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無料でも満員。GPU貸出も「空き無し」が続く理由

セミナー無料なのに定員満了、というのは、価格の話ではありません。参加者側の時間コストと、主催側の会場・運営の上限がぶつかった結果です。Garraway0のイベント利用は、全面利用でおおむね70席規模。アイデアソン形式なら、講義型より人数を絞るのが普通です。

同じセンター周りでは、計算資源の側も混んでいます。大分県・ハイパーネットワーク社会研究所・NTTPCコミュニケーションズの三者協定に基づくGPUプラットフォーム(NVIDIA A100)の貸出状況は、2025年下期・2026年上期が「空き無し」、2026年下期は審査中と公表されています。利用条件には、県内に事業所のある法人・教育機関であること、センターの参加メンバーであること、ビジネスアイデアや事例提供への協力などが並びます。最大6ヶ月、審査は2週間以内の連絡、という運用です。

ここを中小企業向けに翻訳すると、次のようになります。

項目:イベントが満員
内容:「興味はある」層がすでに動いている。情報格差は「知らない」より「持ち込む課題がない」側に移りつつある

項目:GPUが空き無し
内容:試したい企業は、クラウドやツールを「買う」前に「借りて検証する」段階にいる

項目:セミナー無料
内容:入場料が安いほど、準備なしで来ると持ち帰りが名刺と感想だけになりやすい

「うちもAIをやらなきゃ」は、もはや差別化になりにくい。差別化は、場に何を持っていくか、です。

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アイデアソンで社内に残る会社と、残らない会社

アイデアソンの一日は、うまくいくと「課題の言語化」「他社の視点」「次の一手の候補」が手に入ります。うまくいかないと、「盛り上がった」「ソフトバンクの話が面白かった」で終わります。差は才能ではなく、持ち込みの有無です。

比較すると、次のような分かれ目になります。

1. 残る側:困りごとを「時間・件数・ミス」で1枚に書いている
2. 残らない側:「人手不足」「DX推進」など抽象語だけで参加する
3. 残る側:社内の誰が次に動くか(担当・期限)を当日のうちに決める
4. 残らない側:交流会の名刺を机に置き、翌週の会議で話題にしない
5. 残る側:機密を出さない前提で、話せる範囲と話せない範囲を分けている
6. 残らない側:顧客データや原価の細部までその場で相談してしまう

生成AIのリスク整理やシャドーAIの話は別記事でも扱っていますが、共創イベントでは「話してよい業務の粒度」が最初の関所です。満員の場ほど、雑談のテンポが速く、つい具体の数字を出したくなります。持ち帰ってよいのはアイデアと人脈であり、顧客名簿や未公開の原価ではありません。

参加できなかった会社にも、同じ分かれ目は当てはまります。満員だから来年、ではなく、今のうちに「持っていく1枚」を書いておく。次のOita AI Cafeや研修、商工会議所のセミナー、県のマッチングに、同じ1枚が使えます。

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今日やること(3分):業務課題の1枚を埋める

今日やること(3分):次のチェックリストを紙かメモアプリに写し、空欄を埋めてください。完璧である必要はありません。

  • いま一番時間が溶ける定型業務は何か(例:見積作成、日報集計、問い合わせ一次回答)
  • それは週に何時間・何件か(感覚値でよい。ゼロと「わからない」は避ける)
  • AIやデジタル化で変えたいのは「速さ」「ミス削減」「属人化の解消」のどれか(1つに絞る)
  • 今日の時点で、顧客名・個人情報・原価を外部に出してよいか(はい/いいえ)
  • 次に動く担当は誰か(社長本人でも可)。期限はいつか(例:今週金曜まで)
  • 9月25日前後に、社内でこの1枚を誰と共有するか(1名でよい)

書き終わったら、タイトルは「AI導入計画」ではなく「業務課題メモ」にしてください。計画書にすると、書き始められなくなります。メモなら、翌日の朝礼でも使えます。

満員でもできる次の一手

申し込みが終わっていても、センターの活動はCreation Dayだけではありません。GPU貸出の審査、Oita AI Cafe、人材育成系のワークショップなど、窓口は複数あります。共通して聞かれるのは「何をやりたいか」です。1枚があれば、電話やメールの一文が決まります。1枚がなければ、「とりあえず最新動向を知りたい」になり、相手も提案しにくくなります。

株式会社コラボでは、社長の相談窓口や壁打ちセッションで、この1枚の粒度を一緒に整える支援をしています。イベントや補助金の「入口」より先に、社内の問いを先に固定する、という順番です。

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まとめ:(一言で言うと)

・Oita AI Creation Day 2026は9月25日・Garraway0開催。セミナー無料でも定員満了という事実が、大分のAI需要の温度を示しています
・GPU貸出も空き無しが続いており、「場と資源」は先に動いた側が使っている
・持ち帰るべきは名刺ではなく、時間・件数で書いた業務課題の1枚。次の一手は、その1枚を担当と期限つきで社内共有することです

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参考:おおいたAIテクノロジーセンター「Oita AI Creation Day 2026」(2026年8月10日公開、申込終了の旨を掲載)、同センター「貸出環境提供」(GPUプラットフォーム利用状況)、大分県「大分県におけるGPUの活用に関する三者協定について」