IT・DX活用

エントリー済みでも9月28日が本番。大分市DX補助金は上限40万円・補助率2/3、電話予約なしでは窓口に並べない

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「エントリー番号は届いた。でも、いつ何を出せばいいのか、社内で誰も説明できない」——大分市内の小規模事業者から、いま増えているのはこのモヤモヤです。後期エントリーは8月17日で終了し、本番の申請受付は2026年9月28日(月)から10月23日(金)まで。DX推進枠なら補助率3分の2・上限40万円ですが、順位で割り振られた日時に電話予約なしで窓口へ行っても並べません。この記事では、申請開始までの約3週間で揃える段取りを整理します。

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エントリーは通過点。9月28日からが「出す側」の仕事

大分市の令和8年度「小規模事業者競争力強化支援事業補助金」は、市内に事業所がある小規模事業者向けの制度です。卸売業・小売業・サービス業は常時使用する従業員が5人以下、宿泊業・娯楽業・製造業などその他は20人以下。創業から12か月を経過し、補助の対象になる事業も12か月営んでいること、市税の完納、前年度にこの補助金の交付を受けていないことが条件です。個人事業主も対象ですが、別屋号でもエントリーは1回限りでした。

後期エントリーは8月3日から17日までで受付終了済みです。多数なら抽選で当落と申請順位が決まり、結果はメールで届きます。抽選会への参加は必須ではなく、結果にも影響しません。市は申請順位と日程をエントリー番号でホームページに公表します。抽選にならなかった場合も、番号順に申請期間が割り振られます。

ここが誤解されやすい点です。エントリー番号があることと、補助金がもらえることは別です。抽選結果は交付決定ではありません。申請は、指定期間内に原則として事業主が商工労政課(大分市役所本庁舎9階)へ行き、市が指定する申請用紙に記入して提出します。「都合のよい日にふらっと行く」前提ではありません。電話予約のうえで訪問してください。

枠の変更もできません。エントリー締め切り後は、DX推進枠と一般枠の入れ替えが不可です。DX推進枠は補助率3分の2・上限40万円、一般枠は2分の1・上限30万円。ウェブサイト構築費は他経費との併用のみで、サイト単独では出せません。機器導入費の対象は、キャッシュレス機器、POSレジ、券売機、自動販売機(自社製品販売のみ)、ロボット、電子看板、ドローンに限られます。見積が税込30万円を超える場合は、市内業者を含む2者以上の同一仕様見積が必要です。小切手・手形は対象外です。

補助事業に着手できるのは交付決定後で、申請から最長で約2か月かかる場合があります。実績報告は事業終了後30日以内、かつ2027年2月26日(金)まで。交付決定前の発注・契約・支出は対象外です。エントリー記事でも触れたとおり、「急いで買う」は補助金ゼロ円の最短ルートです。

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上限40万円と国の補助金を同じ棚に置かない。数字で並べる

同じ「DXの補助金」でも、入口と金額と締切が違います。いま大分の小規模事業者が混同しやすいのは、次の3つです。

項目:大分市・小規模事業者競争力強化支援事業補助金(後期申請)
内容:申請受付は9月28日〜10月23日。DX推進枠は補助率2/3・上限40万円。エントリー済み・順位の日時・電話予約が前提。国の制度とは別枠

項目:国・デジタル化・AI導入補助金2026(通常枠など)
内容:第5次の交付申請締切は2026年9月29日(火)17時。第6次は10月30日(金)17時。登録済みIT導入支援事業者と組んで申請。GビズIDなどが必要。県の上乗せ(賃上げ要件あり)は別手続き

項目:大分県・中小企業等デジタルツール導入補助金
内容:ONE OITA経由のDX相談・コンサルタント支援が前提。上限は25万円または30万円で、市の40万円枠とは入口が違う

市の40万円は、会計ソフトとPOS、Web広告とサイト改修を組み合わせる「現場の一段目」向きです。国の制度は登録ツールと支援事業者を介し、金額帯もプロセス数で大きく変わります。エントリーを逃した会社が市の後期に飛び込むことはできません。その場合は、9月29日17時の国の5次締切か、県の相談窓口経由を先に見積もります。

現場でよく起きるのが「ツールは決めたが、事業計画書に書く言葉がない」状態です。市の申請では交付申請書に加え、事業計画書・事業予算書・誓約書などが必要です。「どの帳票が何分短くなるか」「誰が毎日入力するか」が一行でも書けていないと、窓口の前に社内で止まります。生成AIの契約と、この市補助の対象は別です。対象になりやすいのは会計ソフトやPOS、Web広告のように日常の業務の形が残るもの。AIを使いたい場合も、どの作業を誰が何分減らすかを先に言語化したほうが、枠の中身と矛盾しにくくなります。

県の建設産業DX加速化事業(ICT建機・ICT機器)は二次募集が10月30日までですが、対象は建設業許可や県の入札参加資格を持つ事業者に限られます。小売やサービス業が同じ締切カレンダーに並べると、申請先を取り違えます。

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申請開始までに揃える段取り。順位の日時を空振りしないために

今日やること(3分):エントリー番号のメールと、市ホームページの申請日程公表を開き、自分の番号に割り当てられた期間をカレンダーに書き込む。

  • エントリー番号・申請順位・割り振られた日時を紙に写したか

メールの受信箱だけに頼ると、担当者不在の日に消えます。番号、枠(DX推進枠か一般枠か)、申請可能な期間、電話予約の要否を一枚にまとめてください。市の公表ページはエントリー番号で見ます。

  • 事業計画書に「減らす作業」と「触る人」の名前があるか

会計ソフトなら、手書きの売上帳をいつやめるか。POSなら、レジ締めと在庫の突き合わせを誰が何分で終わらせるか。Web広告なら、どの商品の問い合わせを増やしたいか。粗くても一行書ける状態が最低ラインです。導入後に毎日触る人が決まっていない導入は、補助金が下りても使われません。

  • 見積・支払方法・発注タイミングが手引きどおりか

税込30万円超なら市内業者を含む2者以上の同一仕様見積。小切手・手形は不可。交付決定通知の前に発注・契約・支払いをしない。業者から「今すぐ発注しないと間に合わない」と言われても、決定通知を待つのが原則です。サイト単独になっていないかも再確認してください。

  • 窓口訪問の予約と、持参書類の点検リストがあるか

原則は事業主本人です。代理にする場合は事前相談。申請書類確認シートと記入例を突き合わせてから予約してください。割り振られた期間を逃すと、後期の枠ごと消えるリスクがあります。

  • エントリーしていない場合の次の一手を、市の枠と混ぜていないか

後期エントリーは終了しています。番号がない会社は、市の9月28日開始枠には入れません。国のデジタル化・AI導入補助金の9月29日17時、あるいは県のDX相談経由の制度を、別カレンダーで動かしてください。市の上限40万円を「まだ間に合う」と思い込むと、両方の締切を同時に落とします。

大分のように専門人材が限られる地域では、申請書を埋める前に外の相手と壁打ちしたほうが早いケースが多いです。コラボが現場で聞くときも、最初の問いは「何を買いたいか」より「いま、どの仕事が手書きと電話で止まっているか」です。番号が届いている会社は、9月28日の前に計画と見積と予約を終わらせる。番号がない会社は、市の枠を諦めて次の制度に切り替える。この二択を先に決めるのが、今週いちばん安い意思決定です。

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まとめ:番号は入場券。申請の日時と計画が本番

・後期エントリーは終了。申請受付は9月28日から10月23日まで。DX推進枠は補助率2/3・上限40万円
・抽選や番号は交付決定ではない。電話予約と事業計画・見積・決定前発注の禁止が本番の条件
・エントリーしていない会社は市の後期に入れない。国の9月29日17時など、別カレンダーで動かす

次の一手は、エントリー番号の日程をカレンダーに書き、事業計画の一行(減らす作業と触る人)を今日中に紙へ落とすことです。

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参考:大分市「小規模事業者競争力強化支援事業補助金」(令和8年度、ページ更新2026年8月20日)。デジタル化・AI導入補助金2026 事業スケジュール(独立行政法人中小企業基盤整備機構)。大分県建設産業DX加速化事業(二次募集、申請期間〜2026年10月30日)。