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大分市のDX補助金は上限40万円・補助率3分の2。後期募集の前に、社長が確認すべき5つのこと

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「うちもそろそろDXを」と思いながら、費用がネックで踏み出せない。そんな大分市の社長・IT担当者にとって、身近で使いやすい制度が「大分市小規模事業者競争力強化支援事業補助金」です。会計ソフトの導入からECサイトの構築まで、最大40万円が補助されます。ただし、条件や手順を知らずに動くと「全額対象外」になることもあります。後期募集の前に、要点を整理しておきましょう。


大分市のDX補助金とは。上限40万円・補助率3分の2

この補助金は、大分市内に事業所を持つ小規模事業者が、DXなどで販路開拓や業務効率化に取り組む費用の一部を市が補助するものです。ポイントは、枠が「DX推進枠」と「一般枠」の2つに分かれていて、DXに取り組むなら補助上限額も補助率も手厚くなることです。

区分DX推進枠一般枠
補助対象デジタル技術で生産性向上・新サービスを図る事業販路開拓・業務効率化(DX推進枠を除く)
補助率3分の22分の1
補助上限額40万円30万円
主な対象経費ソフトウェア導入費、機器導入費、DX広報費、ウェブサイト構築費機械装置等購入費、広報費、開発費、委託・外注費 など

たとえば60万円かけて会計ソフトやECサイトを導入した場合、DX推進枠なら3分の2にあたる40万円が補助されます。自己負担は20万円で済む計算です。中小企業にとって、この差は小さくありません。

「うちは対象になるのか」を先に確認する

補助金は、誰でも使えるわけではありません。大分市の小規模事業者、つまり卸売業・小売業・サービス業なら常時使用する従業員5人以下、宿泊業・娯楽業・製造業などなら20人以下の事業者が対象です。個人事業主も含まれます。

そのうえで、次の条件を満たす必要があります。

  • 創業から12か月を経過し、対象事業を営んで12か月を経過していること
  • 市税を完納していること
  • 前年度に同じ補助金の交付を受けていないこと

自社が対象に入るかどうかは、事業規模と業種で決まります。ここを最初に確認しておくと、その後の準備が無駄になりません。

見落としやすい5つの注意点

制度そのものはシンプルですが、実務では「知らなかった」で損をするポイントがいくつもあります。特に次の5つは、申請前に必ず押さえておきたい点です。

1. 交付決定前の発注・契約・支出は対象外

最も多い失敗がこれです。「補助金がもらえるなら」と先に業者へ発注してしまうと、その費用は補助対象になりません。補助事業に取り掛かれるのは、市からの交付決定を受けたあとです。焦って先に契約しないことが鉄則です。

2. 1取引10万円超の現金払いは対象外

旅費や店頭購入を除き、1取引あたり10万円(税抜き)を超える現金での支払いは補助対象外になります。銀行振込など、記録が残る方法で支払いましょう。

3. エントリーは1事業者1回、多数なら抽選

申請の前に「エントリーシート」の提出が必要です。エントリーはDX推進枠・一般枠のどちらか1回のみ。応募多数の場合は抽選で当落と申請順位が決まります。つまり、早く動いても確実に受けられるとは限らないため、余裕をもった計画が欠かせません。

4. 枠は締め切り後に変更できない

DX推進枠と一般枠は、エントリー締め切り後に変更できません。補助率も上限額も違うので、「どちらの枠で何に使うか」を最初に決めておく必要があります。迷ったら、DXに該当する取り組みかどうかで判断するのが分かりやすいでしょう。

5. 事業後の実績報告まで含めて1つの手続き

補助金は、事業が終われば終わりではありません。事業終了後に実績報告を提出し、書類審査を経て交付額が確定します。報告書類の準備まで含めて、ひとつの手続きだと考えておきましょう。

後期募集はこの夏から。準備は今のうちに

この補助金は前期・後期の年2回募集があり、後期のエントリーは例年、夏(8月)ごろに始まります。エントリー期間は短く、抽選もあるため、「募集が始まってから考える」では間に合わないことも少なくありません。最新の日程は大分市の公式ページや商工労政課(097-537-7294)で確認できます。

やっておくとよいのは、次の準備です。

  • 自社が対象要件(業種・従業員数・市税完納など)を満たすかの確認
  • DXで何に取り組むか(会計ソフト、ECサイト、POSレジ、電子看板など)の洗い出し
  • おおよその見積もりと、自己負担額のシミュレーション

「何にDXを使えばいいか分からない」という段階でつまずく事業者は多いものです。補助金ありきではなく、自社の課題を整理したうえで「その解決にこの補助金を使う」という順番で考えると、申請書も書きやすく、導入後の効果も出やすくなります。

まとめ:(一言で言うと)

大分市のDX補助金は、上限40万円・補助率3分の2という使い勝手のよい制度です。ただし「交付決定前の発注は対象外」「エントリーは1回・抽選あり」など、知らないと損をするルールがあります。後期募集は夏から始まる見込みなので、対象確認と取り組み内容の整理は今のうちに進めておきましょう。

Co-Labでは、「どこからDXを始めるべきか」「補助金をどう活かすか」といった段階から、経営者・IT担当者の壁打ち相手として一緒に整理するお手伝いをしています。補助金の申請書に書く「取り組み内容」で迷ったときも、お気軽にご相談ください。

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参考:大分市「【令和7年度】小規模事業者のDXへの対応など販路開拓・業務効率化の取り組みを支援します【後期募集のお知らせ】」(2026年2月4日更新)